WebexとZOOMを比較するとどっちがいい?

オンラインでの会話、通信などは古くからかなり多くのソフトで利用されています。
最近では相手の顔を見ながら通話をする方法も多くなってきました。

インターネット上で会議をするなど、テレワークなどの注目度も高くなり
それを使うための方法にもかなり注目されています。

そこでオンラインでの会議が出来るツールの比較、WebexとZOOMではどちらが
使いやすいのかを比較してみました。

Webexは世界でもかなり広く使われているビデオ会議のサービス

Webexはサービスとしてかなり多くの種類があります。
単純に言えばWebex MeetingやWebex Teamsなどがあります。

それぞれにちょっと使い方が違いますが、基本的にはWEB会議サービスです。
ちょっと詳しく言えばテレビ会議も出来るサービスということになります。

広告などでもよく書いてありますが、「世界で最も使われているWEB会議サービス」
と言われています。

実際に海外メディアの発表では、2020年3月にはWebexの利用者は3億2,400万人を
記録したと発表しています。

世界シェアの50%以上を占めている、とも言われているほどかなりのユーザー数がいる
WEB会議サービスとなっています。

サービスやセキュリティ面でも安心できる、という印象がとても高く日本でも
このサービスを使っている企業が多いと聞いています。

無料版も提供されているので、会社だけではなく個人でも使いやすいというのが
魅力の1つかと。

ZOOMは気軽に使えるWEB会議サービス

ZOOMについても確認しておきましょう。
こちらもかなり広く使われているWEB会議サービスの1つです。

一時期は1日の利用者数が3億人を超えた、と公式のTwitterで発表がありましたが
実際はそれが間違いだったと訂正しています。

ただ最初は1日1,000万人程度だった利用者が急増しているのは間違いなく
WEB会議サービスとしてはかなり人気があります。

特に日本国内では人気が高いようで、日本でのシェアは35%近くあるということです。
企業で使われているという印象も強いZOOMです。

仕事以外でも「ZOOM飲み会」などプライベートでの利用者も増えていて
今はかなり注目されているWEB会議サービスとなっています。

こちらも無料版と有料版があるので、個人で始めやすいというのも人気が出た
理由になっています。

ただしセキュリティに関しては色々と言われているようで・・・
確かに日本国内では企業で使っているところもあるのですが、それは一部です。

大きな企業ではZOOMを使ったWEB会議をしていない、という印象も強く
安心面ではちょっと問題があるという印象でもあります。

個人ではZOOM、企業ではWebexという印象

今回はこの2つ、WebexとZOOMのサービスの比較をしてみます。
現状ではもっと多くのWEB会議サービスが提供されているのですが・・・

かなり大雑把な印象としては、ZOOMは個人で楽しむ時に使うサービス。
Webexは企業でも使われるテレビ会議サービス、という印象になります。

確かにWEB会議でZOOMを使っている企業もあるのですが、現状としては
セキュリティ問題が大きく、あまりいい印象ではありません。

それと比較するならWebexのセキュリティと通信の安定性の高さはとても魅力的で
企業でも使いやすい、という印象になります。

ではそれぞれのサービスの特徴をもう少し詳しく確認してみることにしましょう。

WebexにはMeetingsとTeamsがある

まずはWebexから詳しく説明をしていきましょう。
大きく分けるとWebexにはMeetingsとTeamsという2種類のサービスがあります。

違い、というかWebex Teamsでは作業をするチーム単位で連絡をするための部屋を作る
という感じのサービスです。

その機能の1つにWEB会議が出来る、という機能があるという印象になります。
他にもチャット機能やファイル共有などの機能は当然ついています。

使い方としても、作業部屋を作ってそこに参加するユーザーを選んで登録。
その登録されたユーザー同士が作業部屋でミーティングをする、という形になります。

一方のWebex Meetingsは他のWEB会議サービスと同じように、多くの人が集まって
ミーティングをするためのサービスです。

やはり同じようにファイル共有やチャット機能などが使えます。

それぞれにちょっと使う状況が違うので、今回のZOOMとの比較ということについては
Webex Meetingsで比較をします。

ホワイトボード機能が特徴のWebex

機能的な特徴としては、Webexの機能の1つ「ホワイトボード」という機能があります。
これはWEB会議参加者が誰でも書き込めるのです。

普通の会議でもホワイトボードを使って説明をすることは多いかと。
そのホワイトボードと同じようにつかう事ができるメモ機能がついています。

画面を共有しつつ、誰でも自由にそこに書き込むことが出来るのです。
言葉よりも図形などで説明したい時にとても便利です。

それにパソコンからの参加だけではなく、タブレットPCやスマホからでも
Webexを使った会議に参加することができます。

当然スマホの場合には一分機能に制限が付きますが、ミーティングの参加だけなら
場所を選ばずに出来るようになります。

無料版でも1GBのストレージが利用できるので、会議の録画も可能です。
サービスによっては有料版のみという録画ですがWebexなら無料版でもできます。

それともう1つ、Webexには投票という機能もついています。
意見が別れたときなどに便利なのですが・・・

はっきり言えばWEB会議では、画像がでているので挙手などでも対応ができます。
珍しい機能ではありますが、使い方が難しいという印象も。

クラウドのセキュリティでは高い評価を得ているWebex

インターネット上のストレージをつかう、クラウドを使ったWEB会議サービスでは
かなり高いセキュリティと評価されているのがWebexです。

特にクラウド上にデータを預ける、ということに関するセキュリティが高いという
評価がされているところに注目が集まっています。

そもそもデータ共有が出来るWEB会議サービスでは、クラウド上にデータを預ける
ということが行われるのでセキュリティ的には危険と判断されます。

クラウド上に預けるデータの暗号化なども十分に対策が取られている、という判断が
Webexではされているようです。

ただこちらに関してはZOOMでも一般的なクラウドデータの暗号化という安全性はある
という評価がされるのですが。

このセキュリティ機能が高い、というのがWebexの最大の特徴という印象です。

ZOOMにもミーティングとRoomsがある

続いてZOOMに関しても特徴を確認してみましょう。
日本国内ではかなり知名度が高い、という印象があります。

そしてZOOMにもWebexと同じくミーティングとRoomsという2種類のサービスが
提供されています。

一般的に利用されているのはZOOMミーティングで、ZOOM Roomsというのは
テレビ会議のためのサービスとなっています。

はっきり言えば会議室に専用のネット環境とカメラ、マイクなどをつけたパソコンを
設置してそこから会議を配信するという感じになります。

アカウントも個人で所有するのではなく、会議を放送する会議室ごとに設定する
ということになります。

単純に言えばテレビ会議のためのサービス、というところでしょうか。
一般的にはZOOMミーティングが使われています。

背景の変更が出来るのはZOOMの大きな特徴

一般的に言われるZOOM、ZOOMミーティングの特徴としてはWEB会議のときの
背景の変更ができる、ということです。

テレワークなど、自宅での作業中にWEB会議をする場合に自宅を会議の参加者に
見せたくないという状況は多くありますよね?

そんな時に背景の設定をすれば、自分の部屋を会議の参加者に見せることなく
WEB会議への参加が出来るようになります。

最近ではZOOM用の背景データも色々なところで取り扱われるようになりました。
ただしTPOを考える必要はありますが・・・

他にもWebexで使えたホワイトボードなどの機能、画面共有などもちゃんとあるので
WEB会議サービスとしては使いやすいと考えられます。

ユーザーIDの情報漏えいが過去に見つかっているZOOM

一般的な意見になりますが、ZOOMはセキュリティが弱いという印象が強く
安全面で信頼ができないという口コミも多いです。

その理由の1つには、過去にユーザーIDが流出してブラックマーケットで
取引されていたということがありました。

それに一部では改善されていますが、URLなどを貼り付けたときの脆弱性や
チャットでもハイパーリンクの脆弱性が報告されています。

更にZOOMのインストーラーがマルウェアのような挙動をする、という報道もあり
それが危険性の高さという印象になっています。

一応クラウドサービスとしてのセキュリティ基準となっている証明の取得などが
行われているので、一定以上のセキュリティはあると言われています。

ただし以前から言われている中国サーバーを中継した場合のデータ漏洩や
最近では中国政府から依頼されてZOOMがWEB会議を閉鎖したということも。

セキュリティの問題点は解消されている、という報道もあるのですがその一方で
会議のデータ漏洩などの心配はまだまだ残っているという印象です。

WebexとZOOMを比較してみる

それぞれの特徴が分かったところで、WebexとZOOMを比較してみることにします。
今回はWebex MeetingsとZOOMミーティングで比較してみます。

どちらも高い知名度があり、多くのユーザーが利用しているというサービスですが
どれくらいの違いがあるのでしょうか。

またサービスとしての違いや、同じように利用できるところなども確認してみます。
とりあえず基本的にどちらもWEB会議が出来るサービスというのは一緒ですが・・・

まずはどちらのサービスでも使える特徴を確認してみます。

WebexとZOOMのどちらでも使える機能

WEB会議サービスを選ぶときに、どんな機能があれば使いやすいのかというのは
その人によってちょっと変わってくるはずです。

そこでまずはWebexとZOOMのどちらにも搭載されている機能を確認します。
こちらの機能が使いたい、という場合はどちらのサービスを選んでも問題はありません。

・ ホワイトボード

参加者が自由に書き込みできる、メモ帳のようなものです。
マウスなどで自由曲線を書くことも出来るので、イラストや図で説明もできます。

・ URLで会議に参加

ホストはそれぞれのサービスでユーザー登録が必要になります。
でもゲスト参加する場合には会議室のURLだけで参加が可能です。

ただしZOOMの場合は、初めて会議に参加するときに自動でクライアントソフトが
インストールされることになります。

・ 画面共有

会議中に立ち上げているアプリなどの画面を、参加者と共有することができます。
グラフなどで説明をしたいときに便利な機能です。

・ パソコン以外の端末からも参加可能

パソコンのソフトやブラウザだけではなく、タブレットPCやスマホからでも
会議に参加することができます。

端末によっては専用アプリをダウンロードしておく必要があります。

・ 制限時間を解除するには有料版の契約が必要

どちらにもある機能、というよりもどちらのサービスでも無料版では会議時間に
制限があります。

それを解除するためには有料版の契約が必要になります。
ちなみに会議時間はZOOMが40分でWebexが50分です。

WEB会議に必要と思われる機能はどちらのサービスにもちゃんとありました。
ではそれぞれのサービスにない機能を比較してみましょう。

WebexとZOOMのどちらかの特徴的な機能

WebexとZOOMを比較してみて、特徴的と思われる機能について確認します。
サービスを選ぶ基準になることもあるかと。

・ 同時参加人数が多いのはZOOM

無料版でもZOOMでは同時参加人数が100人とかなり多くなっています。
これに対してWebexでは50人となります。

Webexの場合は有料版にしても、大規模チーム向けのプランを選ばない限り
同時参加人数が大きく増えないという状態です。

無料版でも同時に100人がWEB会議に参加できる、というZOOMの機能が
とても珍しいと感じました。

・ 背景設定の制限が少ないのはZOOM

WEB会議で、自室を参加者に見せたくないときに必要な背景設定を使いやすいのは
ZOOMです。

ZOOMの場合、パソコンでもスマホやタブレットPCでも背景設定ができます。
でもWebexではスマホとタブレットPC、というかiPhoneとiPadのみ対応です。

無料版の場合はパソコンの背景設定ができません。
カメラ位置の確認をしてからWEB会議に参加しましょう。

ちなみに背景のぼかし、を使うやり方を紹介しておきます。
WebexではiOSの端末のみ対応なので注意しましょう。

「ビデオ」をタップすればメニューに「仮想背景」とあるのでこれを選びます。
背景をぼかすには「ぼかし」というメニューを選びます。

そしてZOOMでは全ての端末でバーチャル背景が使えるので、背景のぼかし
という機能自体がありません。

自室をカメラで撮影したくない場合にはバーチャル背景を選びましょう。

・ 会議時間の制限が長いのはWebex

同時参加人数はどちらも100人ですが、WEB会議を開催できる時間が変わります。
ZOOMでは40分ですがWebexでは50分となっています。

ただしZOOMの場合、参加人数が2人の場合は時間無制限になります。
3人以上でWEB会議をする場合に40分という時間制限がかかります。

一応Webexでは回数無制限となっているので、会議時間が終了したらもう一度
同じURLを相手に送ればWEB会議を再開できます。

その手間がかかる、というのが問題になりそうですが。

・ 録画の保存場所が違う

どちらも会議を録画することができます。
ただしZOOMの場合、それぞれのパソコンに保存することになります。

クラウドデータとして保存はされないのでパソコンの性能や相性によっては
保存ができないという状況も考えられます。

そしてWebexの場合は録画ができるのは、無料版の場合ホストのみです。
参加者が録画をすることはできません。

ちなみにWebexでは有料版にすればクラウドデータへの保存容量が増えていきます。
小規模チーム用のプランでもクラウドに5GBの容量をもらえます。

・ 通話品質はWebexの方が高い

実際にWEB会議で通話をしたときの画質はWebexの方が見やすい、という印象で
更に混雑時にはZOOMの画質が落ちやすいという印象です。

回線の安定性という意味でもZOOMは多くの人が急に利用を始めたために回線が
不安定になりやすいという印象です。

・ データ通信量はZOOMの方が少ない

無料版の場合はどちらのサービスも1時間連続でつなぐことができません。
そしてデータ通信容量は会議で使うデータによっても変わってきます。

画面共用などをかなり多く使えば、それだけデータ通信容量は大きくなります。
でも普通に使うだけならそれほど大きくならない、と言われていますが・・・

一般的な使い方をした場合、ZOOMでは大体1時間で200MBくらいのデータ通信容量
と言われています。

これに対してWebexでは1時間使うと700MBを超えるくらい、と言われています。
使い方によってかなり大きくデータ通信容量は変わるのですが。

かなり大雑把な目安になりますが、ざっくり言っても通信容量はZOOMのほうが少ない
という意見は多いです。

・ それぞれの料金プラン

どちらも無料プランと有料プランがあります。
それぞれの有料プランの金額も確認してみましょう。

WebexではStarter、Plus、Businessと3種類の有料プランがあります。
それぞれ月額料金が1,490円、1,980円、2,980円です。

ZOOMも有料プランは3種類、それぞれ年間料金での支払いになります。
プロ、ビジネスエントリー、エンタープライズとなります。

プロは年間24,000円でビジネスエントリーが年間26,400円です。
エンタープライズの場合は見積もりを出してもらう必要があります。

セキュリティ以外の機能の比較では大差はない

単純に機能的な比較をしてみると、WebexとZOOMでは大きな違いというのは
感じませんでした。

どちらも基本的にWEB会議に必要と思われる機能がちゃんとあります。
それぞれにちょっと使いやすさが違うという印象になりますが。

普通に友人と会話をするくらいならどちらを使っても問題ない、という感じですが
これが仕事で使うとなるとちょっと変わってきます。

やはりZOOMのセキュリティに関して、仕事で使う場合にはとても心配な面があります。
それを考えるとWebexという選択肢になるのですが・・・

重要な会議ではなく、会話の代わりのWEB会議というならZOOMでも問題なく
使うことはできます。

社内の重要ミーティングというならちょっと気になるところですが。
それぞれのサービスは使い方を考える必要がありそうです。

WebexとZOOMにはテレビ会議のサービスもある

WEB会議は遠隔会議と言われるものの1つで、もう1つテレビ会議という方法もあります。
こちらはオンプレミス、と言われることも。

簡単に言えば「オンプレミス」とは専用の機材を用意して行うこと。
つまりテレビ会議のためにいろいろな機材を揃えて行うサービスということになります。

Webexのオンプレミスではカメラなどの小さなものから、カメラ付きの
デジタルホワイトボードといった大きな機材もあります。

Webex Roomというシリーズで、Cisco Webex Room KitやCisco Webex Room 55など
様々な商品展開されています。

そして同じようにZOOMでもZOOM Roomsというサービスがあります。
でもこちらはすでに機材を用意している企業などに向けた通信サービスとなっています。

遠隔会議が頻繁に行われる企業には、こちらのような会議室に機材を入れて
大人数が同時に遠隔会議に参加できるシステムを使うという選択肢もありかと。

Webex Roomsではクラウド型とオンプレミス型のハイブリッドも可能

Webexの場合、サービスとして商品提供もしているので単純にオンプレミス型の
通信サービスを利用するだけではありません。

機材の導入をしながら、スマホやタブレットPCでも参加できるようなWEB会議
つまりクラウド型の遠隔会議をすることも考えられています。

ハイブリッド型と言われるサービスで、会社では会議室に集まってミーティングをして
その状況を遠隔会議での参加が出来るということに。

しかも従来のオンプレミス型だと、通信先でも機材を導入して会議室で参加する
ということが必要でした。

でもWebexではクラウド型のWEB会議サービスも提供しています。
これを併用することでスマホなどの端末から遠隔会議に参加できるのです。

テレワークが注目される中で、会社の会議室と自宅のパソコンをつなぐことが出来る
というハイブリッド型はとても注目される方法になっています。

オンプレミス型の遠隔会議の特徴を確認

クラウド型、WEB会議の特徴とは違いオンプレミス型のサービスでは基本的に
機材を用意する必要があります。

それを含めて、オンプレミス型の特徴を確認してみましょう。

・ 会議室などに遠隔会議用の機材を設置して通信
・ 専用回線などを使うためにきれいな画質で会議が可能
・ 参加する人数は会議室に集まる人数なので比較的多い
・ 機材を設置するためにコストが高い
・ 機材設置をしたところで行うのでどこでも参加はできない
・ 基本的に専用回線なので安全性が高い

それぞれの会議室で機材を設置、そこで遠隔会議を行うのが一般的なテレビ会議です。
基本的には双方向通信なので会話なども問題なくできます。

ただしWEB会議と違って、機材を設置したところから送受信をします。
基本的にはテレワークなどで使われることがない、というサービスでもあります。

WEB会議の場合は、クラウドサーバーなどを中継しているので、どこからでも
遠隔会議に参加することができます。

機材も用意する必要はなく、スマホやカメラとマイクが付いているパソコンでも
十分に遠隔会議に参加できます。

これがテレビ会議、オンプレミス型の遠隔会議との大きな違いになります。

更に細かくテレビ会議とWEB会議の違いを確認

簡単にオンプレミス型の特徴を確認してみました。
これを使うテレビ会議とWEB会議の違いについても詳しく確認してみます。

まずは画像送信について。
どちらの遠隔会議でも、会議をしている相手の顔を見ることができます。

このためには画像を送信することが必要なのですが、そのままの映像では
データ量が大きすぎて通信に時間がかかることに。

そこでコーデックという圧縮プログラムを使うのですが、テレビ会議とWEB会議では
このコーデックの方法が違います。

WEB会議ではクラウドサーバーを使って、多くの人がどんな場所からでも会議に
参加ができる状況を作っています。

そのために端末ごとに使えるコーデックが違う可能性があるので、アプリなどを使って
ソフトウェアで圧縮や復元の管理をしています。

つまりソフトウェアコーデックという方法をつかうことが多いのです。
これに対してテレビ会議では専用の機材を使っています。

当然カメラなども使っていて、こちらでは基本的に接続先が決まっています。
圧縮などにあまり気を使う必要がありません。

圧縮なども機材を使って行うので、ハードウェアコーデックと呼ばれています。
こちらは一応標準順機と言われるH.323プロトコルがひつようになります。

プロトコルは通信のために必要なパッケージのこと

ここでちょっとプロトコルについても説明を。
簡単に言えば、通信をするために必要なデータのパッケージみたいなものです。

通信をするためにはデータをパケットと言われる通信のためのカプセルに入れる
ということがひつようになります。

プロトコルはそのカプセルを開くための手順を標準化したもの、という感じでしょうか。
統一された手順で開かないと、機種によっては使えないという危険もありますし。

送信側が行ったパッケージ方法で、受信側も復元をする必要があります。
そしてH.323というのがネットワーク上で1対1での遣り取りをする場合の基準です。

当然別の方法もありますし、音声データのプロトコルはまた別ということも多いのです。
この辺りはかなり難しい話になるので、基本的にはSEなど技術者に聞きましょう。

ちなみにH.323プロトコルには映像と音声のデータを同時に送受信することができます。
テレビ会議で使われているのが大体このH.323プロトコルです。

テレビ会議は基本的に1対1の通信

WEB会議の場合は、多くの人が同時に同じサーバーに接続することで一緒に会議を
行えるようになっています。

これをクライアントサーバー方式といい、かなりの大人数で違う場所から同時に
遠隔会議が出来るというメリットがあります。

これに対してテレビ会議は基本的には1対1、PtoPでの通信になります。
Point to Pointつまり1点どうしの通信ということになります。

ただしテレビ会議でも複数地点で同時に遠隔会議をすることができます。
この場合にはMCUという装置を使います。

センター起点と言われる装置と複数地点で通信をすることが、同時に複数の地点での
遠隔会議参加ということになります。

でもこの場合も実際には会議参加者はMCUと通信をしているだけです。
つまりPtoPでの通信を行っているだけなのです。

複数拠点と同時通信をしないために、通信の安定性が高く安全性も高いというのが
大きな特徴になります。

テレビ会議をするためにはH.323プロトコル対応機材を使う

ではテレビ会議をするための機材をそろえるにはどうするのか。
Webex Roomのシリーズを購入するというのも当然一つの方法ですが。

ある程度の機材があって、個別に必要なものだけを購入するなら先程のプロトコル
H.323プロトコル対応の商品を購入する、ということになります。

基本的にテレビ会議では1対1の通信をするので、データ通信のやり方が多くのところで
H.323プロトコルを使っています。

そしてテレビ会議をするためには同じプロトコルを使うことが必要になります。
つまり使うべき機材はH.323プロトコルに対応したもの、ということです。

それに音声伝達プロトコルとしてRTPに対応しているのもおすすめです。
こちらは電話の通話で使われているプロトコルです。

普通にテレビ会議をするだけなら音声もパッケージされているH.323プロトコルだけで
十分ですが、電話での対応をしたいときにRTPプロトコルがあると便利です。

テレビ会議をするための機材をそろえる時には、対応しているプロトコルに注意して
購入するようにしましょう。

WEB会議ではクライアントサーバーへのアクセスが必要

一方のWEB会議の場合、先ほど説明したとおりに多くの参加者がクライアントサーバー
というところに接続をします。

このサーバーにアクセスするためにはユーザー登録などが必要な場合もあります。
ZOOMに関して言えばホストになるならユーザー登録が必要です。

そして多くの場合、専用のアプリなどを使ってクライアントサーバーにアクセスする
という形になっています。

Webex Meetingsも事前に専用アプリをダウンロードしておく必要があります。
WEB会議の招待が来たら、このアプリから参加することになります。

WEB会議サービスによってはブラウザから直接URLを貼り付けて会議に参加できる
というところもあります。

ただその場合、コーデックがパソコンやスマホにインストールされていないと画像や
音声が届かないという状況になる場合も。

その場合はアプリをインストールして使えば対応できるはずです。
会議の前に画像と音声の確認はしておきましょう。

WebexとZOOMの互換性について確認してみる

先程ちょっと説明しましたが、Webexではクラウド型とオンプレミス型のハイブリッドの
利用が出来るのです。

それならばWebex RoomsからZOOMミーティングに参加することは出来るのでしょうか。
実はこれ、出来るのです。

前提条件として有料オプションというか、H.323ルームコネクターライセンスという
別料金のサービスを契約しておくことが必要です。

参加する会議室の数だけ、H323ルームコネクターライセンスが必要なのですが。
これを使えば会議室ごと、その機材を使ってZOOMミーティングに参加できます。

参加方法は、ミーティングの招待状にあるミーティングIDが必要です。
そのIDの後に@IPアドレスと記入してWebex Rooms機材でアクスします。

入力するIPアドレスは国ごとに決まっています。
日本の場合は207.226.132.110です。

これでWebex Roomsの機材からZOOMミーティングに参加することができます。

ZOOM RoomsからWebex Meetingsに参加する方法もある

では逆に、ZOOM Roomsの機材を使ってWebex Meetingsに参加ができるのか。
こちらも互換性があるので出来るのです。

ただしZOOM RoomsではWEB会議への参加には対応していません。
そこでWEB会議に参加できるノートPCを別途用意しておく必要があります。

ZOOM Roomsの機材を利用していない状態で、そこに参加できるノートPCで
Webex Meetingsの招待を受けます。

ノートPCが無事にWebex Meetingsに参加できたら、そのノートPCを
ZOOM Roomsに接続させます。

ノートPCの画面をZOOM Roomsで画面共有すれば、そちらの機材を使って
Webex Meetingsの画面を見る事ができるようになります。

音声/電話のダイヤルイン機能が付いたZOOM Roomsの機材ならWebex Meetingsの
オーディオブリッジにダイヤルインすることで音声もZOOM Roomsのオーディオから。

やはりちょっとした条件はあるのですが、どちらの状況でもWEB会議に参加すること
というのは大丈夫です。

他のWEB会議サービスにも対応している

WebexとZOOMがそれぞれ互換性を持っていることがわかりました。
でもそれだけではないのです。

それぞれに別のWEB会議サービスへの参加が出来る、という機能があります。
更に他のWEB会議にも参加できるようになっているのです。

対応しているサービスはそれぞれ違いますが、テレビ会議の機材を使ってもWEB会議に
参加することが出来るというのはある意味使いやすいかもしれません。

ただ元々テレビ会議自体が基本的に会社の会議室など、決まったところからの参加なので
利用できる状況というのは限られてしまうというのが正直な感想です。

でもこんな方法もあり、ということを知っているならWEB会議をする場合の幅も
広がるのではないでしょうか。

ZOOMの真似をした偽アプリに注意

ZOOMのセキュリティ問題と言えなくもない、というのがこのニセZOOMの問題です。
公式サイトそっくりに作られた偽物のZOOMサイトが発見されました。

そこからアプリをダウンロードすると、パソコンなどにマルウェアがインストールされ
警告文がでてきます。

そこには「あなたのPCがウイルスに感染しています」というナレーションとともに
表示されているフリーダイヤルに連絡をするように促されます。

当然ウイルス感染も解除のためにフリーダイヤルに連絡が必要というのも嘘です。
電話をすればお金を騙し取られる、ということにつながります。

サイトの見た目が公式のZOOMのサイトとそっくりに作られているので
ちょっと見ただけでは判断ができない、という話ですが・・・

この偽サイトの見分け方についてちょっと確認をしておきましょう。

サイトのアドレス、ダウンロード先などを確認する

公式サイトのサイトは公開されているので、それを確認することがおすすめです。
公式サイトはhttps://zoom.us/jp-jp/meetings.htmlです。

比較的わかりやすいアドレスなのでちゃんと見ていれば気がつくはずです。
ただしブラウザによっては最初のhttps://が表示されない場合もあるので注意しましょう。

それとアプリをダウンロードする場合にも確認ができます。
ZOOMの場合はインストーラーが起動して発行元が確認できるはず。

発行元はZoom Video Communicathions,inc.となっていれば間違いなく本物です。
スマホアプリでも発行元は確認できるので、しっかりと見ることをおすすめします。

ちなみにアンインストールは一度パソコンやスマホの電源を切って再起動後
アンインストーラーを使って行えば普通に消去できます。

警告が消えないという場合にはソフトの強制終了なども使いましょう。
その後、再起動でアンインストールすれば問題はないはずです。

以前配布されていた同名の別ソフトにも注意

実はZOOMというソフト、以前にも別のソフトがあったのです。
そちらはパソコンの起動を早くするためのソフトなのですが・・・

ちなみに公式サイトの作りは今のZOOMとは全く違い、ロゴも違います。
今でも無料版の配布が行われていて、有料版購入へのアナウンスもでます。

ただ現在開発した会社がなく、公式サイトも放置されていた状態です。
そしてその元ZOOMの公式サイトがフィッシング詐欺で使われています。

有料版の購入を選ぶとフィッシングサイトにつながる、という状態です。
同名の別ソフトで乗っ取られている、という特殊な状況なのですが。

特定のブラウザではこちらの元ZOOMのサイトが検索結果の上位に来るという
報告もされています。

単純に別のサイトなのですが、こちらもフィッシングサイトになっているので
やはり注意が必要になります。

会社で使うならWebex、遊びで使うならZOOMと使い分けるのがおすすめ

単純にWebexとZOOMというWEB会議サービスを比較してみると、どちらも
使いやすいところと気になるところがあります。

手軽さでいうならZOOMはとても広く普及していて、バーチャル背景のパターンも
多くあるというメリットが。

URLだけで気軽に招待されるというところも魅力的ですが、やはり多く指摘される
セキュリティ問題はとても気になります。

最新版ではセキュリティホールの対策などもされている、ということですが・・・
仕事で使うには怖いと思えるところもあるのが事実です。

大きな企業になればセキュリティなどの関係もありWebexなど他のソフトを使っている
ということも多いかと。

無料版でも使える機能が多いので、個人的にもWebexを仕事で使うのはおすすめです。

現在ではかなり多くのWEB会議サービスが提供されています。
それらを組み合わせて使う、という方が便利という印象が強いです。

仕事でWebexを使っていてもプライベートではZOOMを使う、という方法もありますし
状況によって使い分けることをおすすめします。